岡野憲一郎のブログ:気弱な精神科医 Ken Okano. A Blog of an insecure psychiatrist
精神科医が日常的な思いつきを綴ってみる
2014年10月21日火曜日
脳科学と精神分析(推敲)(10)
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実は意識的な心の持つ自発性というものが幻であり、人の行動については「無意識がサイコロを振っている」という考え方は、たとえばベンジャミン・リベの実験などにより示唆されている。「脳から見える心」にも書いたことだが、彼の実験は人が指を動かそうと思った瞬間の 0.5 秒前に、脳波の...
2014年10月20日月曜日
脳科学と精神分析(推敲)(9)
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② 無意識は心の本質部分か? 予想するシステムとしての脳、記憶する脳 フロイトが考えた意識と無意識のあり方の中でひとつ付け加えるべき点がある。フロイトが提言した、一番本質的な心の働きは無意識である、という考え方は、結局は重要な発見、というよりは予見であったといえる...
2014年10月19日日曜日
脳科学と精神分析(推敲)(8)
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この図式からわかるとおり、脳における情報処理はもっぱら外界とのつながりに最大の重きを置いていることがわかる。人の心は常に外界からの悪影響を取り除き、危険なものからはまず逃避し、その後に状況を意識的に吟味する。このうち逃避する部分は無意識的である。ルドゥの図式が教えてくれるのは、...
2014年10月18日土曜日
脳科学と精神分析(推敲)(7)
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① 情報処理をするシステム 脳は確かに情報を統合するシステムと見なすことができる。脳は、ある情報を与えられて、それを全体として判断し、イエス、かノーかを出力するシステムといえる。なぜこう言い切れるかといえば、私たちが通常心を持っていると想定するもの、すなわち動物は突き詰...
2014年10月17日金曜日
脳科学と精神分析(推敲)(6)
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情報を統合し、快不快を感じるシステムとしての脳 ここで虚心坦懐に、私たちがいたっている脳についての知識を総括してみよう。私たちは脳の大まかな構造をすでに知っている。それは大脳皮質と皮質下の様々な領域、つまり大脳辺縁系といわれる部分、そして脳幹、脊髄である。それぞれが何を...
2014年10月16日木曜日
脳科学と精神分析 (推敲) (5)
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この気象モデルに見られる偶発性は、心の理論においては、環境からのさまざまな影響を受けつつ恒常性を保つことを迫られているあり方になぞらえることができる。心の理論では快感原則、つまり力動的な原理が働く心の外側にあり、いやおうなく私たちの心に影響を与えてくるいくつかの影響がある。フロ...
2014年10月15日水曜日
脳科学と精神分析(推敲)(11)
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② 快、不快を感じるシステムである ここはかなりの部分がコピペだな。推敲の( 3 ),( 4 )の部分を借りる ( 青字部分 ) 。 これまで論じた①、②で論じた脳は情報処理だけでなく、情動を感じるシステムでもあった。ジョーゼフ・ルドゥの「速い経路」、「遅...
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