岡野憲一郎のブログ:気弱な精神科医 Ken Okano. A Blog of an insecure psychiatrist

精神科医が日常的な思いつきを綴ってみる

2014年9月19日金曜日

治療者の自己開示(5)

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4 考察 ということで、私は 20 年前に何を考えたのか。まあ今から読み返しても、大体当たり前のことである。  一般に古典的な分析的治療における患者治療者関係は「不平等」で「一方に傾いている」( Greenson,1967 )といわれる。すなわち患者が自分のことについて...
2014年9月18日木曜日

治療者の自己開示(4)

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この間私は、錦織君の活躍に「感謝する」といったが、実際に似たようなコメントを発する人が多い。するとある職業の専用サイトには「よく聞かれる、あの『感謝する』という のはわずらわしい。本人たちは好きでやっているのに。単にラケットで球を打つだけの競技なのにどうしてそんなことを考える...
2014年9月17日水曜日

治療者の自己開示(3)

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自己開示についての過去の文章を見直しながらブログにしているのだが、この問題私の中に新たに湧き出すテーマが見えてこない。 20 年前に書いた論文はどれも当たり前のように映り、しかもあまり面白くない。そんなことを言うと、書いたその頃の自分に申し訳ないが。 3 臨床例 ...
2014年9月16日火曜日

治療者の自己開示(2)

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今日のところはほとんど以前書いた分のコピペだが、実際いいことを書いてある。訂正の必要はほとんどない。 古典的な分析技法の視点からは、 治療者が自分の感情を語ることのみならず、自分自身に関する事柄を患者に伝えることは、古典的な分析方法からの逸脱とされるのが一般であった 。フロ...
2014年9月15日月曜日

治療者の自己開示(1)

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  大人の事情は続く。今度は治療者の自己開示について考える必要が生じた。なかなか本題「解離」に戻れないなあ。 「私は新しい精神分析」という本のある章で「分析の隠れ身」の再考と治療者の 自己開示  (治療者の自己開示は治療的となり得るか?)という疑問を呈したことがある。この論...
2014年9月14日日曜日

治療抵抗(3)

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  抵抗の概念はそれ以後さらに変わっていく。そのうち抵抗は衝動や歪曲の原因となるもの、と理解されるようになった。少し整理しよう。 ● フロイトにおける抵抗概念の変遷 最初は外傷記憶の想起に対するもの → 受け入れがたい衝動に気付く事への抵抗 → 歪曲の原因なんだとい...
2014年9月13日土曜日

治療抵抗(2)

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 ただしここで、これらの社会の動きを見ることは、「治療的に抵抗を克服する」、ということがどういうことなのかを知るうえでいろいろ考えさせられる。社会の動きに関しては、例えば当事者が抵抗をしなくなったのは、本当に反省したからなのか、その抵抗よりさらに強い抵抗にあってねじ伏せられたの...
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自己紹介

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ken Okano
1956 Born in Chiba, Japan. 1982 Graduated from Tokyo Univ.Med.School. 1989~1993 Trained at Menninger School of Psychiatry. 2000. Board Certified psychiatrist in US. 2004~2014 Professor at International University of Health and Welfare, Tokyo. 2014~ Professor at Kyoto University, Graduate School
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