岡野憲一郎のブログ:気弱な精神科医 Ken Okano. A Blog of an insecure psychiatrist

精神科医が日常的な思いつきを綴ってみる

2013年6月20日木曜日

DSM-5とボーダーライン 改訂版(5)

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BPDの最近の研究 BPDをめぐる診断基準は、将来ハイブリッドモデルがどのように採用されていくかにより異なって来るが、いずれにせよ現代における実証研究を反映したものであることは確かである。そこで最近のBPD研究の成果のいくつかを紹介しておきたい。 予後研究については、近...
2013年6月19日水曜日

DSM-5とボーダーライン 改訂版(4)

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ディメンジョナルモデルのもう一つの骨子は、カテゴリカルな PD の診断の大胆な削減であった。 具体的にはそれまであった10ある PD の半分を除くことが提案された。その第一の目的は、並存症を減少させるということであったという。また削除するか残すかの根拠は臨床的な有用性の高さ...
2013年6月18日火曜日

DSM-5とボーダーライン 改訂版(3)

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DSM-5の改訂案は、それが何度かアメリカ精神医学協会のホームページに提示され、またそれに基づいたフィールドスタディも行われた。そこに昨年の12月まで刑されていて、おそらく最終案になるものと目されていた案の骨子を示そう。しかしDSM-5の草案におけるBPDの診断基準はかなり錯綜...
2013年6月17日月曜日

DSM-5とボーダーライン 改訂版(2)

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DSM における BPD の位置づけ 1980 年に DSM-III に所収された 1980 年以来、 BPD はわが国でも広く臨床家や一般の人々の間でも知られ、きわめて有用な疾患概念となって臨床の場に定着している感がある。そして DSM における BPD の診断基準は、 ...
2013年6月16日日曜日

DSM-5とボーダーライン 改訂版(1)

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米国で長年多くの識者が検討を重ねてきた DSM-5 が 2013 年 5 月に発刊された。この DSM の最新の改訂版は、 DSM-IV から 19 年を経た議論を反映しているだけあり、大幅な変更が随所にみられる。それらは例えば 20 に及ぶチャプターの並び方が障害どうしの関連...
2013年6月15日土曜日

精神療法はどこに向かうのか (8)

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4 .これからの精神療法家とトリアージ機能 最後に今後の精神療法家のあり方について、そのトリアージュ機能の重要性を補足しておきたい。トリアージュとは振り分け、という意味で、患者、来談者の必要に応じて適当な治療スキルを個別に提供したり、それを用いる治療者に振り分けるという...
2013年6月14日金曜日

精神療法はどこに向かうのか (7)

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3 .より関係論的な枠組みの重要性が増す 最後は私が治療を行う際の概念的な枠組みないしは理論的な根拠としている関係精神分析の観点からのものである。米国における最近の関係精神分析と呼ばれる学派は、古くはサリバン派に代表されるような対人関係学派の流れをくむ。サリバンは、精神療法...
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自己紹介

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ken Okano
1956 Born in Chiba, Japan. 1982 Graduated from Tokyo Univ.Med.School. 1989~1993 Trained at Menninger School of Psychiatry. 2000. Board Certified psychiatrist in US. 2004~2014 Professor at International University of Health and Welfare, Tokyo. 2014~ Professor at Kyoto University, Graduate School
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