岡野憲一郎のブログ:気弱な精神科医 Ken Okano. A Blog of an insecure psychiatrist
精神科医が日常的な思いつきを綴ってみる
2012年6月4日月曜日
続・脳科学と心の臨床(12)
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もちろん精神科医は多くの場合、ブラックボックスの中身を詳しく知っているわけではない。頭蓋骨を開けたら脳がそこに入っていて、額に近い前方にあるのが前頭葉、それから側頭葉、頭頂葉、後方にあるのが後頭葉…くらいは常識だろう。医師は何しろ解剖の授業を経ている。どんなに授業をサボる...
2012年6月3日日曜日
続・脳科学と心の臨床(11)
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薬物療法と脳科学 ― 精神科医は脳を知っているのか? わが国の臨床心理の方々を取り巻く環境には、諸外国にない特徴がある。それは「心理士は医学について知ってはいけない、かかわってはいけない」ということ、つまり心理士は精神医学にはノータッチでなくてはならないということで...
2012年6月2日土曜日
続・脳科学と心の臨床(9)-1
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その後のチビはなんと、”critical but stable”な状態だ。一日二口、三口ほどの食事。立ち上がることもできずに、彼女は根性で生きながらえている。その生命力に驚く。私が時々声をかけると、尻尾の根元の筋肉が動いていることがわかる。「振っているつもり」なのだ。 ...
2012年6月1日金曜日
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続・脳科学と心の臨床(10)
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面接者への教訓 BL の実験を知るようになってから、私はひとつ来談者に安心してもらうような話のテーマを増やすことができた。それは「私たちは死ぬ瞬間を体験しないで澄む」ということだ。これを話すと安心する人は少なくない。 10 年以上前にニューヨークで起きた「911」の事件を...
2012年5月31日木曜日
続・脳科学と心の臨床(9)
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マインド・タイム ベンジャミン・リベ(ット)の示したこと Benjamin Libet は知る人ぞ知る神経科学者である。 1970 年代に彼の行った実験は極めて画期的なものだった。ちなみに彼の名前を見ると私にはどうしても「リベ」(フランス語読み)と発音したくなる。彼...
2012年5月30日水曜日
続・脳科学と心の臨床(5)-1
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彼の報酬系は「ハイジャック」されてしまうことがある 報酬系の話は実は精神科関係の疾患にとっても重要である。それは嗜癖の形成である。特定の薬物、特定の行為等で報酬系が強烈に刺激され、強い快感が体験されると、人はそれを追い求めるようになる。問題はその体験をしばらく繰り返すと、人...
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