岡野憲一郎のブログ:気弱な精神科医 Ken Okano. A Blog of an insecure psychiatrist

精神科医が日常的な思いつきを綴ってみる

2012年2月16日木曜日

心得10.治療の最終目標の一つは、来談者が「自分はこれでいいんだ」と思えることである

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   先週の日曜日の対象関係論勉強会。一緒に発表した藤山直樹先生と相当言いたいことを言い合ったが、楽しかった。お互いに精神分析に情熱を傾けているいうことは確認できた。彼の真摯さはとてもよくわかった。藤山先生を見ていると、非常に精神的健康度が高く、うらやましいという気分になった。 ...
2012年2月15日水曜日

心得15.面接者は先入観なく話を聞くことを心がけよ

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人の話を普通に、つまり先入観なしに聞くということは実は非常に難しいことだ。人は大概は先入観をもって他人の話を聞くからである。お互いをよく知り合っているはずのもの同士の会話でも、相手の話を普通に聞く事が難しくなることはよくある。親子間や夫婦間でこれはよく生じる。たとえばこんな会話...
2012年2月14日火曜日

心得16.来談者に贔屓目に話を聞くことが多くの場合は共感である

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よく面接者は中立性を保ちつつ来談者の話を聞くことを薦められる。しかし本当にそうであろうか?むしろ来談者の立場にかなり贔屓目に聞くべきであることが多い。次のようなやり取りを考えてみよう。 来談者:「また店長に差別されたんです。」 面接者:「そうですか。この間もそんなことがあったそ...
2012年2月13日月曜日

心得17.療法家は「楽しい」治療を心がけよ

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「楽しい」治療を心がけよ、と言うと必ず反論が聞かれる。「治療は楽しいはずはない。自分に関する真実に直面する苦痛なプロセスのはずである。」しかし、だから・・・なのである。苦痛に満ちたプロセスであるからこそ、治療設定が快適さに欠けて冷酷なものであれば、それこそそれ自体が外傷的になって...
2012年2月10日金曜日

心得101. 困ったらとりあえずエンターキー

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今日は三田病院の引っ越しであった。荷物を新病院に移し、新しいコンピューターシステムの練習をしたが、薬の処方の入力の仕方がわからない。「デパス 3錠」、と入力したはいいが、次に用法として「3× 朝、昼、夕食後」、と入れたいのに何をどうやっても、その用法のウインドウが出てこない。薬の...

心得27. 「禁欲規則」はまず治療者が自分に課すべし

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精神療法はいかにあるべきかについて考える際、フロイトが唱えたの「禁欲規則」 rule of abstinence の意味や功罪について一度は真正面から取り上げ、考えをまとめておく必要がある。 フロイトは禁欲規則に関して、おおむね次のようなことを言っている。「精神分析においては...
2012年2月9日木曜日

心得19.事例

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事例) 患者から厳しいメールをもらうことがある。かなり以前の話だが、隔週で会っているある若い男性の患者 A さんから次のようなメールをもらったことになる。 「先生が昨日のセッションで言ったひところがずっと残っています。あの時先生は私のことをストーカーのようだといいました。でもそれ...
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自己紹介

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ken Okano
1956 Born in Chiba, Japan. 1982 Graduated from Tokyo Univ.Med.School. 1989~1993 Trained at Menninger School of Psychiatry. 2000. Board Certified psychiatrist in US. 2004~2014 Professor at International University of Health and Welfare, Tokyo. 2014~ Professor at Kyoto University, Graduate School
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